RS-FF(フリップフロップ)素子です。
RS-latchとも言いますね。
何する素子かっていうと、値を保持する素子です。
メモリーの素になる物だと思っておけばいいです。
・回路記号
箱です。フリップフロップは全部箱です。
フリップフロップに限らず。
素子レベルで物を考えずに、とりあえず回路図描くときなんかは箱で描きます。
・真理値表
S | R | Q | Qbar |
0 | 0 | 保持 | 保持 |
0 | 1 | 0 | 1 |
1 | 0 | 1 | 0 |
1 | 1 | Z | Z |
Zは以前にも一度さらっと出しましたが不定という意味で、
どんな値になるか解らないよ。という事です。
また、保持って何?って思った方も多いと思います。
これは直前の状態を維持するという意味で、
RやSが変化する直前のQ,Qbarの値のまま固定します。
より詳しく知りたい人は遷移表、ステートマシンでググるとより詳しい知識が見につけられるでしょう。
・等価回路
これがNORを使ったRS-FFです。
NANDを使っても作れるのですが、マインクラフトには適してないので、
NOR型を覚えたほうが何かと便利です。
では、マインクラフトで実装してみましょう。
・マインクラフトでの実装例
二つ紹介しましたが、1個目と2個目は微妙に特性が違います。
1個目は
R,Sが同時に1や0になっても発振しない。
2個目は
R,Sが同時に1→0になると発振する。
といった特性があります。
RS-FFの特性としては2個目の方が正しいわけなのですが・・・
ここでのポイントは
状態が不定となるような条件で回路を動作させない。
という事です。
これは論理回路全般のセオリーなので、よく覚えておきましょう。
ピストンなんか使わなくてもブロック2つ、トーチ2つ、RSパウダー6つで作れますよ。
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